雅亮装束抄
一
もやひさしのてうどたつる事
もやひさしに、ひろむしろおしきみてゝ、ひさしのなげしのうへに、やまとむしろおはしらにきりまはして、なげしにむしろのみゝおはしらにひとしくあてゝ、釘してうちつく、〈○中略〉そのたゝみのにしのかしらに、二階おたつ、おもてににしきおおしたり、うらにまはして、くみおしたり、上のこしのおくに、火とり、白かねのこ、はし、かいばちあり、はしにゆするつきおおくだいあり、にしきのおもておしたり、ゆするつきふたあり、みなかねなり、
もやひさしに、ひろむしろおしきみてゝ、ひさしのなげしのうへに、やまとむしろおはしらにきりまはして、なげしにむしろのみゝおはしらにひとしくあてゝ、釘してうちつく、〈○中略〉そのたゝみのにしのかしらに、二階おたつ、おもてににしきおおしたり、うらにまはして、くみおしたり、上のこしのおくに、火とり、白かねのこ、はし、かいばちあり、はしにゆするつきおおくだいあり、にしきのおもておしたり、ゆするつきふたあり、みなかねなり、