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雅亮装束抄

もやひさしのてうどたつる事
もやひさしに、ひろむしろおしきみてゝ、ひさしのなげしのうへに、やまとむしろおはしらにきりまはして、なげしにむしろのみゝおはしらにひとしくあてゝ、釘してうちつく、〈○中略〉そのたゝみのにしのかしらに、二階おたつ、おもてににしきおおしたり、うらにまはして、くみおしたり、上のこしのおくに、火とり、白かねのこ、はし、かいばちあり、はしにゆするつきおおくだいあり、にしきのおもておしたり、ゆするつきふたあり、みなかねなり、