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嬉遊笑覧
七/祭祀
完政の末、品川海晏寺開帳ありて、山上なる銀杏の大木お心(しん)として、桐油合羽にて、大仏の像お造りて、〈白毫は大なる銅手洗(○○○)、螺髪は蜜柑籠、指の爪は、管笠なり、〉観せ物とす、