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空穂物語
菊の宴一
かくてきさいの宮賀正月廿七日にいでくる、おとねになんつかまつり給ける、まうけられたるもの、みづしむようひ、〈○中略〉御てうつのてうど、しろがねのつき、御たらひ、ぢんおまろにけづりたるぬきす、しろがねのはんざう、ぢんのけうそく、しろがねのすきはこ、からあやの御びやうぶ、みきちやうのほね、すはうしたんなり、