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后宮名目抄
御したも(○○○○) 下裳とかく
是は御ゆぐの事にて、末々にてはおゆもじなど申侍るは無下の事也、為家よみ侍る歌にも、対の宮おいはひ奉りて、御産湯ひかせおはしまし侍る時に、
波よする松のしたもによろづ代となれきて鳴や友鶴の声、とつかうまつりけるも、このこゝろばへなり、