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雅亮装束抄

その二かいのみなみに、むしろのうへに、からくしげたつ、四かくなるものゝふたのうへに、ちいさきかゞみのはこのやうなる物あり、あし四ある台にすえたり、それにならべて、みなみにかゞみのはこ、やつはながたなるがおほきなるおおく、〈かゞみ まもり ひれ あせたなご(○○○○○○)ひいれたり○中略〉そのみなみに鏡台おはりてたつ、〈○中略〉まづひれおかく、〈○中略〉そのうへに、あせたなごひ(○○○○○○)おかく、そのてい、からあやの三尺ばかりにてあるなるがなかに、ぬひめあり、そのぬひめお、ながさまになかおりにして、なからのほどおとりほそめて、ひれのうへにまへざまに又ひきかくべし、