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枕草子

火おけすびつなどに、手のうらうちかへし、しはのべなどして、あぶりおるもの、いつかはわかやかなる人などのさはしたりし、おいばみうたてあるものこそ、火おけのはたにあしおさへもたげて、ものいふまゝにおしすりなどもするらめ、