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安斎随筆
後編十四
一幕の乳廿八は、廿八宿にかたどる、其内に牛宿にあたる乳お除く事、一流の義あり、日本には吉備公の相伝也とて、別に前後まじはる事あり、中頃大内火災にかゝりし日は、牛宿にあたる日なりしによりて、牛宿お除きて廿七宿とせり、徒然草大成に見へたり、牛宿お除く事、古製になき事也、〈○又見貞丈雑記〉