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日本書紀通証
三十/孝徳
帷帳〈(中略)帳訓加伊之呂(○○○○)、延喜式所謂壁代也、古今集帳乃加多比良之紐、〉
○按ずるに、帳お加伊之呂と訓せたるは、垣代の音便なり、日本書紀通証に壁代也とあるは穏ならず、源氏物語紅葉賀に、四十人のかいしろいひしらず吹き立てたる雲々とあるは、楽人おいへるなれど、此亦かいしろは垣代の音便なり、