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雅亮装束抄

もやひさしのてうどたつる事
おなじきまのもやに御帳あり、〈○中略〉つぎにもかう(○○○)おひく、もかうはかたびらのやうにて、おもてばかりあるお、ながさまにうらあはせに、なかおりにしてわなおしもにて、うしとらのすみよりはじめて、かみにひきまはすべし、ひだおすみのはしらのもとごとに、むかひざまにとるぎあり、又うへにおほひたる五のゝかたびらのはしにあてゝ、むかひざまにかたひだにとるぎあり、この定にとるには、すみのひだはあるまじ、又すみにとらばこのひだあるまじ、いづれにてもありなん、