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栄花物語
六/かゞやく藤壺
中宮〈○藤原彰子〉は四月〈○長保二年〉つごもりにぞいらせ給、〈○中略〉このたびは藤つぼの御しつらひ、大床子たて、御帳のまへのしゝこまいぬ(○○○○○○)なども、つねの事ながらめとゞまりたり、