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大鏡
七/太政大臣道長
西宮殿も、十五の宮もかくれさせ給ひにし後に、故女院の后におはしましゝおり、この姫君おむかへとりたてまつらせ給ひて、東三条殿の東対に帳おたてゝ、かべしろおひき、わが御しつらひにいさゝかおとさせ給はず、〈○下略〉