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建武年中行事
正月
ひの御座の御簾、南のはし北のがくの間おたれたり、〈此間に承香殿の人むかしはさぶらひけるとかや〉中三間あるひは二間御簾そのまゝにあげたり、おの〳〵木丁おたてわたす、もかごろより内などにて、あたりの間一間中はんにあぐることあり、ひが事なり、いまの代には本儀にまかせて、つねのときのごとくこうまろおにあぐ、