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躬恒集
同〈○延喜〉十六年九月廿二日、近江介のせうそくに、法皇明日石山に御幸あるべし、いとまあらばけふ中にくべしと雲々、仍まかりたれば、屏風障子(○○○○)あり、これに所々のおもむきお題すべきとあれば、よのうちにかくべし、其題も女かけとあり、いなふれどあればかき侍りぬ、〈○中略〉
いづみにてしづみはてぬと思ひしおけふぞあふみにうかぶべらなる