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夜鶴庭訓抄
年中行事障子
十二月の月、文字お十二様に書べし、書かへてかく事、もじは行ごとにあれば、書かへがたし、されどそれも月おかふるていに、一月づゝもかはりて書べし、すゞしのきぬにて、墨のいかにもつかぬおば、はじかみおいれてすりて書也、秘説也、