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藻塩草
十七/調度
屏風
もろこしの屏風のこえ、〈此子細神楽の所にあり〉屏風一ひら、〈枚、源氏、〉あじろ屏風〈源氏、藩屏風とかく、障于のほねの様にして、黒漆にして網代おくみて、糸にてとぢ付る也、屏風には心おたてゝおもひけん行者はかへりちごはとまりぬ、びやうぶの浦にて西行よめり、〉屏風の浦、〈名所也〉