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原中最秘抄

屏風の絵、おもてうら両説あり、此物語には、絵のあるかたお面に用之、西宮左大臣、絵お面にする義おもちふる間、此物語、彼大臣事おかけり、一説は蘇芳の方お面になす、大臣大饗之時此義也、又車寄の四枚屏風、蘇芳お面に用ひる也、