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秋斎間語

賀の屏風の事、総別屏風の製、昔は丁つがひの所、上下二所に革にてわなお付、其わなへ切れお通し、それおちやうつがひのかわりにせし、屏風の本体是也、賀屏風は其切れお五色にするなり、今の几帳と雲物、屏風の本体なり、