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河海抄
十七/椎本
普通のあじうにて張たる屏風也、昔は山庄などの古めかしき調度には定事なり、漆骨に片面お張て、細組にて閉合たる物也、籧屏風と雲也、又ひあじろの屏風といふ物あるか、くるまのひあじろは、竹とひに、白く曝てくみたるもの也、其体物歟、