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貞丈雑記
十四/家作
一古の屏風の絵に、扇ながし(○○○○)、扇づくし(○○○○)といふ事あり、扇ながしと雲ふは、流水に扇おいくらも書きたるなり、扇づくしと雲ふは、水はなくて扇計いくらも書きたるなり、其の扇の面に色々の絵様お書くなり、