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伊勢家集
故中宮の春宮の女御とまだ聞えし時、題給はせて歌よませ給ひし御屏風の和歌、梅の花のたよりに、物いひたる人とおもはせて、えに男の行あひて、物いひはじめたるお、一のひら(○○○○)にかゝせ給へるおとこ、〈○歌略〉