雅亮装束抄
一
もやひさしのてうどたつる事
その御帳のにしのまに、うげん二帖お北南にひんがしのはしらのうちのりにしきて、そのうへにとう京のしとね一枚おしくべし、しとねのていしきやう、ひさしの定に、ぬひめおたゝみ二枚がなかにあてゝしくべし、へりのていはにしきにおなじ、これはあかきもんある両めんのへりなり、おもてかたおり物、うらうちうらなり、
その御帳のにしのまに、うげん二帖お北南にひんがしのはしらのうちのりにしきて、そのうへにとう京のしとね一枚おしくべし、しとねのていしきやう、ひさしの定に、ぬひめおたゝみ二枚がなかにあてゝしくべし、へりのていはにしきにおなじ、これはあかきもんある両めんのへりなり、おもてかたおり物、うらうちうらなり、