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源氏物語
三十四/若菜
廿三日お御年見の日にて、この院〈○六条〉はかくすきまなくつどひたまへるうちに、我御わたくしの殿とおぼす、二条院にてその御まうけはせさせ給、〈○中略〉しん殿のはなちいでお、例のしつらひて、らてんの倚子(○○○○○○)たてたり、