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空穂物語
蔵開上
女御きみなかのおとゞにわたり給てみ奉り給て、いたくぞおもやせ給にける、うへのさばかりうしろめたがりきこえ給ものおとて、み奉り給に、〈○中略〉御ぞはあからかなるあやのうちぎの御ぞ、ひとかさね奉りて、御けうそくにおしかゝりておはす、