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沙石集

仏舎利感得人之事
少納言入道信西申けるは、〈○中略〉木おかせのやうにしたるおも助老(○○)と申して、老僧の坐禅の時、苦ければ脇おかけやすみ候、大体脇息の風情なりと申ける、才覚こそめでたけれ、