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倭訓栞
前編二十六/不
ふすま 紀に衾およめり、また被衾およめり、大被お衾とす、臥裳の義なるべし、臥裳は万葉集に敷裳といへるがごとし、西土に単被、綿被など見えたり、〈○中略〉万葉集に、麻被、まだらふすま、むしぶすま見ゆ、むしは蒸の義、あたゝかなるおいふ、