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守貞漫稿
十八/雑服附雑事
母衣厨 ほろがや、京坂にては芋虫と雲し歟と覚ゆ、竹骨の上に麻織の蚊張お覆ふし、色萌黄鎮紅染木綿お専とす、蓋さらさの如く紅のすりこみ也、本染に非ず、
母衣蚊帳図
広げたる座にて楕図也
此ほろがや、大なるは大人昼寐に用ひ、小形なるは幼稚に用ふ、
同骨
竹要にて止之
竹骨如此く寄て蓄へ、
用ふ時に披之、