[p.0221][p.0222]
貞丈雑記
八/調度
一むすび灯台(○○○○○)の事、是は禁中にて公事、〈○註略〉お行るゝ時、其司の座の前にとぼす灯台也、細く丸く削りたる木お、立鼓の如く立て、其上にかはらけお置て油お入れ、火おともす也、絵図左の如し、
結灯台寸法、柱の長さ二尺五寸五分、小口丸の経上にて四分、下にて六分、又は上にて四分半、下にて六分半にもする也、足の開一尺八寸程づヽ也、
麻縄太さ三つぐり是程也柱三本柳の枝白木
此間四寸三分
此縄二重廻し結也、三本の柱おゆるく結置て、立る時右めぐりに順に子じるなり、
穴の下六分
男結なり、結止は柱のきはにて切也、