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東雅
八/器用
灯燭ともしび〈○中略〉 倭名抄に、〈○中略〉灯盞読みてあぶらつきといひ、灯械読む事、字音の如くにして、所以居灯盞也と注したり、〈あぶらつきといふ、あぶらとは沺也、つきとは古俗凡袴器お呼ぶの名也、今俗にあぶらつきといふものは、油瓶読みてあぶらがめ(○○○○○)といふものなり、又俗に灯盞おとうがいといふは、灯械によりて、言ふ事の訛れるなり、〉