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貞丈雑記
八/調度
一古書にあぶらつきとあるは、油抔とも油盞とも書て、灯の油お入る油皿也、あぶらつきのきの字すみてよむべし、にごるは非なり、油次にてはなき也、〈油お入る瓶おば、油滴とも、あぶらがめとも雲也、〉