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万宝鄙事記
三/火
灯心、灯油にともすには、かならず新しきお用べし、久しく成、又は新しくても、風ひき気ぬけたるは、灯くらし、箱におさめ置、気のぬけざるやうにすべし、白礬お水に加へ灯心お煮て、ともし火に点ずれば、あぶらの減る事すくなし、