[p.0231]
枕草子
十一
みなみの院の北おもてにさしのぞきたれば、高つきどもに火おともし(○○○○○○○○○○○)て、ふたりみたりよたり、さるべきどち屏風ひきへだてつるもあり、几帳なかにへだてたるもあり、