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守貞漫稿
六/生業
〈薄板製の〉灯籠売
夏月黄昏売之、薄く紙の如く削り成る杉板お薄板と雲、以之小灯籠お造り、裏に赤紙お張り、これお火袋にし、又屋根板に竹お曲て手とし、小蛤殻に油おいれ、木綿およりてこれお油中に置き、これに灯お点ず、其形種々ありと雖ども、下図〈○図略〉の物お専とす、