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嬉遊笑覧
六下/児戯
菓物の灯籠(○○○○○)、広東新語、広州時序の条、八月十五之夕、児童燃番塔灯、持柚火、踏歌於道曰、灑楽子(ざいらし)灑楽児無咋糜、塔累砕瓦為之、象花塔者其灯多、象光塔者其灯少、柚火者以紅柚皮彫鏤人物花草、中置一琉璃盞、朱光四射与素馨茉莉灯交映、蓋素馨茉莉灯以香勝、柚灯以色勝、この方にて西瓜の肉お削り取て、中に火おともして青くみゆるも、おなじ類なり、