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物類称呼
四/器用
行灯あんどん 加賀にて、しほんばり(○○○○○)といふ、江戸にていふ丸あんどん(○○○○○)お、加賀にて、まはしあんどん(○○○○○○○)と雲、津国にてえんちやんどん(○○○○○○○)と雲、是はえんしうあんどんの誤也、小堀遠州侯の物数寄にて、製りはじめ給ひしと也、江戸にて、はちけん(○○○○)と雲もの有、竹おもて丸く輪お作り、菅笠の如くたてに骨お組て紙にて張、灯お点じてうつばりなどにかくる物也、加賀にてかさあ(○○○)んどん(○○○)、越前にてつりあんどん(○○○○○○)、〈又〉はつほう(○○○○)又につほん(○○○○)といふ、津国にてもはつほう(○○○○)、武蔵にてさんとく(○○○○)共雲、