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兎裘小錄
書灯(○○)は、かろくしてまどかなるべし、玻璃おはりたるはくらし、夏虫の飛入て、油のうちにてさわぐおみるもくるし、なつはちひさきもぢもてはりし、三つ折のべうぶのうへに、承塵のやうにもぢつけたるおたてまはせば、はひもかもちかづかず、ひるつかたうたゝねするにもよし、