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嬉遊笑覧
十下/火燭
今小き行灯おぼんぼり(○○○○)といふ、続五元集に、餅の紅粉も犬子となる竜灯のかさぼんぼりは月と花、是は月花には竜灯も明らかならねば、これ竜灯のぼんぼりなるべし、灯火の覆ひおぼんぼりといひ、又茶炉の雪洞おもしかいへり、火お覆ふ事おなじければなるべし、かさぼんぼりとは、もとはさもいひしにや、