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松屋叢話
今の俗薺の薹のみのりたるお、ぺん〳〵草と呼て、紙灯にかけ繫ぎ、夏虫お避るの呪とす、こは西蕃にも似たることありて、物理小識六の巻に、高濂が籟品正二月有窩螺薺、即地英菜取薺菜花茎、作桃灯杖、可避虫蛾謂之護生草とみゆ、