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臨時客応接
給仕密に客人の供へ聞て、挑灯用意なくば、箱挑灯(○○○)にても、弓張(○○)にても、小田原(○○○)にても、不落(ぶら/○○)にても、蠟燭二挺入、供の者へ渡置べし、
但風少し有とも、壱里程の処は、拾弐文蠟燭一挺にても宜けれども、歩行の遅速もあれば、かけ替一挺添べし、先方より新しき蠟燭お入、挑灯お返すべき事なれば、必挙掛(ともしかけ)お入べからず、