曾我物語
八
すけつねおいんとせし事
十郎がその日のしやうぞくには、もよぎにほひのうらうちたるたけがさ、むらち、どりのひたゝれに、〈○中略〉五郎がその日のしやうぞくには、うすくれないにてうらうつたる、ひやうもんのたけがさまぶかにきて、〈○中略〉せこおやぶりて、しゝこそ三かしらいできたりけれ、これはいかにと見るところに、かのすけつねこそ、おつすがひておとしけれ、その日のしやうぞく花やかなり、〈○中略〉きんしやにてうらうちたる、うきもんのたけがさ、あらしにふきなびかせ、〈○下略〉
十郎がその日のしやうぞくには、もよぎにほひのうらうちたるたけがさ、むらち、どりのひたゝれに、〈○中略〉五郎がその日のしやうぞくには、うすくれないにてうらうつたる、ひやうもんのたけがさまぶかにきて、〈○中略〉せこおやぶりて、しゝこそ三かしらいできたりけれ、これはいかにと見るところに、かのすけつねこそ、おつすがひておとしけれ、その日のしやうぞく花やかなり、〈○中略〉きんしやにてうらうちたる、うきもんのたけがさ、あらしにふきなびかせ、〈○下略〉