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武家当時装束抄
行粧具
台笠 菅笠お〈ぬり笠おも用ゆ、略義也、〉袋に入て持する也、是は旅行の具のみなれども笠計は常にも用べし、〈菅は日およけるものにて、車に檳椰毛車とて蒲葵といふものにて車おふくもの也、びろうはふつていなるものゆへ、もしびるうなき時は、菅に〉〈てふく事あり、依てすげお式とす、〉