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守貞漫稿
二十九/笠
三度笠〈大深とも雲○図略〉
菅笠の一種也、三度飛脚用之、故に名とす、深くすることは、誤て落馬することある時、面部お疵せざる備歟、又は四時風お防お要す歟、此笠貞享中始て製之、文化以前は、旅商専ら用之文化以来は雷盆形の菅笠お用ふ、飛脚宰領は今も三度笠お用ふ、