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古今要覧稿
器財
つぼみ笠(○○○○)
つぼみ笠は、つぼ笠と同じく、女の所用にして、文字には壺笠と書くにや、新撲六帖の衣笠内府の歌に、ふりやまぬ雪間の梅のつぼみ笠、とよまれたるにても、其形大方はしられたり、何れにも其笠のつぼやかなるより、しか名付しもの成べし、また藻塩草に、つぼね笠と有も、おなじものなるべし、