[p.0451]
我衣
元禄より蛇の目がさ(○○○○○)出る、上青どさ、深く、檐厚く、青どさ、せうぞく、きぬ糸三通り、ろくろ元青どさ、代金二朱位、
女傘はろくろもと、子りぐりもへぎ、五色の糸三だんにまく、ほ干黒ぬり、手がるくこしらへたり、是上傘の始なり、
正徳比より次傘は、下りがさのごとくにして、ほねのみがきよく作り、もみぢがさは、上はきぬ糸せうぞく、まがひは木めん糸、蛇の目にも、もめん糸あり、〈○中略〉
蛇の目、内紋おきりぬくこと、享保末より始る、青土佐厚くはることも、此比より始る、