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守貞漫稿
三十/傘履
今世三都ともに傘之下商人あり、〈昔より有之て、何の時始るお知らず、大略径り丈許、高さ准之、大傘お路傍に栽て、其下にて商ふ也、故にかさのしたと雲、行人多き所に有之、飴の類路上商専ら用之、(中略)飴責は三都ともに今も丈余の大傘お用ふれども、京坂唯傘の下下雲は、彼酒店のことヽす、〉