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家中竹馬記
一馬上にてかさおさすには、先例の笠おさゝせて乗て、馬おしづめ、扠片手綱に取て、馬上にさすべき笠お、弓手の方より寄させて、取て柄立に立べし、〈○中略〉
一柄立おば、牛の角にてするが本也、笠の柄の出入ゆる〳〵とある程にすべし、少も滞るは、自然笠お捨時、以の外惡き也、柄立は左のしほでに付る也、