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寸法雑々
一笠袋の事
さきの布のあまり八寸弐分、又六寸弐分、かさによるべし、同みせがわ長さ八寸弐分、六寸弐分、横壱寸六分也、壱寸八分にもくるしからず候、又壱尺弐寸候つる事も有、尺の笠と申にする也、したの布の余りはうへ半分也、二所之緒の長さ九寸づゝするなり、或は表はすゞし、裏はねり也、柄にも袋有べし、是は式の時の事也、常は黒し、紋有、はりのともに四つ也、其内にも有べし、みせ革の事、上は黒革、中は赤革、下はふすべ革也、