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信長公記
十四
二月〈○天正九年〉廿八日、五畿内隣国之大名小名御家人お被召寄、駿馬お集於天下被成御馬揃、〈○中略〉御丙府之御装束、〈○中略〉御腰蓑白熊、〈○中略〉然者隣国之群集晴がましきに付て、〈○中略〉面々の衣装、下には過半紅梅紅筋、上著は薄絵唐縫物金襴唐綾、狂文之小袖側次袴同前、各腰蓑付られたり、或きんへい、或紅の糸縫物お切さきにして付られたるも有、