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橘庵漫筆
二編四
紙にて製せし雨衣お合羽と雲は、波爾杜瓦楽国の荘服に、かのは(○○○)と雲ものあり、本朝の服折(はおり)のごとし、このかのはの転語なるべしといへり、十里合羽半茶合羽(じうりかつぱはんちやかつぱ)などいへるもの、みな似たる類なればにや、