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守国公御伝記

年高き人々の杖お多く得玉ひ、〈○松平定信〉又年賀の祝ひに奉りしも少からず、其杖お風呂先屏風の如きものに並べ立て、小き短冊に歌お題したるお結び付け、誰より奉りし、何方より贈られしと、悉く記し置玉ふ、