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めざまし草
醒々〈○磐瀬〉の考に、羅山文集に曰、〈○中略〉きせるの製は、或は鍮お用ひ、或は竹お用ひ、花ばこお盛るものは鍮おもて作る、牛翠花の形の如し雲々と、見えしによりて考ふれば、らう竹に、鍮の類おきせて作れるゆえ、きせらう(○○○○)といひしが、きせるとよべることになりしなるべしといへり、